2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧
阿弥陀仏の四十八願は、法蔵菩薩(阿弥陀仏の修行時代の名前)が仏になるにあたって立てた誓いです。その多くは、「私が仏となった時、私の国(極楽浄土)がこのような素晴らしい場所でなければ、あるいはそこに生まれる人々がこのような状態でなければ、私…
形式や知識ではなく「まことの信心」を――蓮如上人の嘆きと教え 『蓮如上人御一代記聞書』を読んでいると、蓮如上人が生涯をかけて伝えようとした「他力の信心」とは何かが、じわじわと心に迫ってきます。特に晩年、蓮如上人が深く嘆いていたのは、「信心を得…
蓮如上人の六字釈(ろくじしゃく)は、浄土真宗中興の祖とされる蓮如上人(れんにょしょうにん, 1415-1499)が、「南無阿弥陀仏」の六字の名号の意義を、より分かりやすく多くの人々に伝えるために示されたものです。蓮如上人は、親鸞聖人の教えを深く踏まえ…
親鸞聖人の六字釈(ろくじしゃく)は、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人(しんらんしょうにん, 1173-1263)が、「南無阿弥陀仏」の六字に込められた深い意味を解釈したものです。親鸞聖人は、中国の善導大師の六字釈を受け継ぎつつ、それをさらに深く掘り下げて…
「南無阿弥陀仏」という六文字に込められた本当の意味をご存知ですか?中国の名僧・善導大師が解き明かした「六字釈」は、後の法然・親鸞に絶大な影響を与えた革命的な教えでした。その深遠な意味と、日本仏教を変えた理由をわかりやすく解説します。
仏教で説かれる苦しみを乗り越える実践法「八正道」を初心者向けに解説。悟りに至る8つの道を、日常生活にも活かせる「慧(智慧)」「戒(倫理)」「定(集中)」の三つのグループに分け、心のトレーニングメニューとして具体的に紹介します。
仏教の核心教義「四諦」を初心者向けにわかりやすく解説。人生の苦(症状)を診断し、その原因(渇愛)を特定、苦は消せる(予後)と示し、具体的な解決策「八正道」(処方箋)を提示するという、お医者さんのような論理的な心の処方箋を紹介します。
歌人・西行の三首の和歌から、彼の心の旅路を辿ります。自らの心に苦しむ状態から、自然との出会いを経て、すべてを静かに受け入れる「諦観」の境地へ。苦しみこそ悟りの入口だと説く「煩悩即菩提」の思想を物語る、魂の軌跡です。
親鸞聖人の和讃「真実信心の称名は」を、蓮如上人の『御一代記聞書』の視点から深く読み解く記事です。真の念仏がなぜ「弥陀回向の法」なのか、そしてなぜ自力の念仏(不回向)が退けられるのかを、各句を丁寧に解説します。『歎異抄』にも通じる「はからい…
岡本かの子は、晩年に仏教に傾倒し文章を残しています。彼女の仏教人生読本という本に引用されている和歌を紹介します。歌人の目から見た秀作ですので、和歌の勉強に良いと思います。その三です。 和歌の現代語訳と解釈9. 古歌* 年ごとに咲くや吉野の桜花 樹…
岡本かの子は、晩年に仏教に傾倒し文章を残しています。彼女の仏教人生読本という本に引用されている和歌を紹介します。歌人の目から見た秀作ですので、和歌の勉強に良いと思います。二回目です。 和歌の現代語訳と解釈5. 古歌* ほろ苦き中に味あり蕗(ふき)…
大正と昭和の初期に活躍された岡本かの子さんは、 短歌、随筆、小説などを残しています。また、晩年に仏教に傾倒し文章を残しています。その一つである「仏教人生読本」という本に引用されている和歌を紹介します。特定の仏教にとらわれずいろんな経典を研究…