俳優チュ・ジフン(주지훈)の魅力とおすすめドラマ4選
韓国ドラマ界には数多くのスターがいますが、その中でもひときわ異彩を放つオーラと、圧倒的な存在感を誇るのが俳優チュ・ジフン(주지훈)です。2006年の大ヒットドラマ『宮 -Love in Palace-』で、クールな皇太子イ・シン役を演じ、一躍アジアのトップスターに躍り出ました。
その後、映画界を中心に活躍し、近年ではNetflixオリジナルシリーズ『キングダム』で世界的な評価を獲得。187cmの長身とモデル出身の抜群のスタイル、そして影のある役からカリスマ的なリーダーまで演じきる深い演技力で、今や韓国を代表する俳優の一人です。今回は、そんなチュ・ジフンの進化し続ける魅力が詰まった、必見のおすすめドラマ4作品をご紹介します。
チュ・ジフンのプロフィールと演技の魅力
チュ・ジフンは1982年5月16日生まれ。デビュー前はトップモデルとして数々のファッションショーで活躍していました。その抜群のスタイルとクールな雰囲気は、当時から業界の注目を集めていました。
2006年、演技未経験ながらドラマ『宮 -Love in Palace-』の主役に大抜擢され、俳優デビュー。この作品が社会現象的な大ヒットとなり、彼は一瞬にしてスターダムを駆け上がります。彼の魅力は、冷たさの中に時折見せる孤独や優しさを表現する、その繊細な「目の演技」にあります。キャリア初期はツンデレなプリンス役のイメージが強かった彼ですが、近年は『キングダム』の世子役や『トラウマコード』の天才外科医役など、極限状態の中で信念を貫く、タフでカリスマ性のある大人の男性役を見事に演じきり、その演技の幅を世界に証明しています。
チュ・ジフン出演 おすすめドラマ4選
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『宮 -Love in Palace-』(2006年)
配信:U-NEXT , Prime Video (レンタル) など。2025年10月時点
チュ・ジフンの名をアジア全土に轟かせた、伝説的なデビュー作。「もしも現代の韓国に皇室が続いていたら?」という斬新な設定で、彼が演じたのはクールで孤独な皇太子イ・シン。一般の女子高生(ユン・ウネ)と政略結婚するところから始まるラブコメディです。モデル出身の彼が演じる「ツンデレ皇太子」は社会現象となり、多くの視聴者を熱狂させました。彼の原点にして最大のヒット作の一つです。
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『キングダム』(2019年~)
配信:Netflix など。2025年10月時点
チュ・ジフンを世界的な俳優へと押し上げた、彼のキャリアの代表作です。李氏朝鮮時代を舞台に、謎の疫病(ゾンビ)が蔓延する地獄絵図の中で、国と民を救うために戦う世子(皇太子)イ・チャン役を演じました。謀反の濡れ衣を着せられながらも、絶望的な状況下でリーダーとして成長していく姿は圧巻。彼の持つカリスマ性、孤独な葛藤、そして迫力のアクションが全て詰まった傑作です。
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『トラウマコード』(2025年)
配信:Netflix など。2025年10月時点
2025年に配信が開始された話題の医療ドラマ。チュ・ジフンは、型破りだが腕は超一流の天才外科医ペク・ガンヒョク役を演じています。傲慢で傍若無人な振る舞いをしながらも、患者の命を救うことへの執念は誰よりも強いという、ダークヒーロー的な魅力を持つキャラクターです。『宮』の皇太子とはまた違う、「俺様」系のカリスマ医師としての彼の新たな魅力が爆発しています。
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『照明店の客人たち』(2024年)
配信:Disney+ (ディズニープラス) など。2025年10月時点
大ヒット作『ムービング』の原作者カンフルのウェブトゥーンを実写化したヒューマンミステリー。チュ・ジフンは、物語の全ての謎の鍵を握る「照明店」のミステリアスな店主ウォニョン役を演じました。生と死の狭間にいる人々が集う不思議な店で、少ない言葉と佇まいだけでその存在の「異質さ」を表現する、彼の深みのある演技が光る作品です。
まとめ
チュ・ジフンは、『宮 -Love in Palace-』のセンセーショナルなデビューから十数年を経て、今や重厚な作品の「核」となれる圧倒的な存在感を放つ俳優へと進化を遂げました。
彼が演じるキャラクターは、単なるイケメンではなく、常に孤独や重責、葛藤を抱えています。その複雑な内面をクールな表情の奥に滲ませる演技こそが、私たちが彼に惹きつけられる理由でしょう。これからも彼がどんな難役で私たちを驚かせてくれるのか、その活躍から目が離せません。