仕事や観光で、これまで何度かマレーシアのクアラルンプール(KL)を訪れています。KLの旅の拠点といえば、中心部のブキッ・ビンタンが有名ですが、私が決まって宿をとるのは少し離れた「ミッドバレー」エリア。
ここは、巨大ショッピングモールに隣接する利便性と、ローカルの活気を肌で感じられる、まさに知る人ぞ知る穴場スポット。今回は、KLリピーターの私が心からおすすめする「Mid Valleyエリア」の魅力と、定宿にしているホテルの詳細な宿泊記をお届けします。
1. 旅の拠点「Cititel Mid Valley Kuala Lumpur」徹底レビュー
空港から直通電車でKLセントラル駅へ。そこからタクシーで約10分、私の定宿「Cititel Mid Valley」に到着です。 ※近年はGrab(配車アプリ)の普及で、流しのタクシー料金が高騰していることがあるのでご注意ください。

■ 部屋の快適さとコスパ
このホテルの最大の魅力は、そのコストパフォーマンスの高さ。安い時期なら1泊2名朝食付きで8,000円前後から宿泊できます。部屋は日本の一般的なビジネスホテルのような手狭さはなく、スーツケースを2つ広げても足元のスペースが確保できる十分な広さ。清掃も行き届いており、とても静かなので、旅の疲れをゆっくりと癒せます。
■ 多国籍な朝食バイキング
朝食バイキングは、このホテルの楽しみの一つ。マレーシア名物のナシレマや麺類、中華粥や点心、洋食のスクランブルエッグまで、その日の気分で選べるのが嬉しいポイントです。特に、南国ならではの新鮮なフルーツが豊富で、朝からビタミンをたっぷり補給できます。

■ ショッピングモール直結という最高の利便性
そして何より、ホテルが「Mid Valley Megamall」という巨大ショッピングモールに直結しているのが最高に便利。スコールが来ても濡れる心配なく、買い物や食事に出かけられます。

2. Mid Valley おすすめグルメスポット3選
滞在中の食事は、ほぼモール内で完結できます。数あるレストランの中から、私のお気に入りを3つご紹介します。
① 日本人の口にも合う広東料理「Dragon-i Restaurant」
ホテルを出てすぐ隣にある、いつも多くの人で賑わう人気の中華料理店。鶏ガラや魚介の出汁が効いた優しい味付けのスープ麺や、熱々の点心が絶品で、旅で疲れた胃にもすっと染み渡ります。マレーシアの料理は香辛料が強いものも多いですが、ここの広東料理は日本人なら誰もが「美味しい」と感じる味付けです。
② 散策の休憩に「The Coffee Bean & Tea Leaf」
「Dragon-i」の隣にある、紫の看板が目印のカフェ。ここでぜひ試してほしいのが「チャイティーラテ」。シナモンやカルダモンなど数種類のスパイスが本格的に香る一杯で、甘さも程よく、モール散策で火照った体をクールダウンさせてくれます。

③ 【穴場中の穴場】地下のローカルフードコート
少し分かりにくい場所ですが、モールの地下には従業員の方も利用する巨大なフードコートがあります。ここでは、現地のオフィスワーカーたちに混じって、数リンギット(数百円)で本格的なローカルフードが味わえます。まさに知る人ぞ知るスポットなので、探検気分で訪れてみてください。
3. ショッピング&両替のお得情報
「メガモール」という名前の通り、買い物も一日中楽しめます。
-
「イオン」が便利: モール内には日本の「イオン」が入っており、衣料品から食料品まで何でも揃います。現地の物価は感覚的に日本の半分ほど。お土産用のスナックや、滞在中に必要なちょっとしたものを買うのに非常に便利です。
-
ファッションもお得: 服飾品やアクセサリーなどは、タイのバンコクで買うより安いと感じるものが多く、掘り出し物を見つける楽しみがあります。
-
レートの良い両替所: モールの地下には、KL市内でも特に両替レートが良いと評判の両替所があります。空港や街中の銀行で両替するよりもお得なことが多いので、私はいつもここで日本円をリンギットに両替しています。
-
高級志向なら隣のモールへ: 隣接する「The Gardens Mall」には、ルイ・ヴィトンなどの高級ブランド店が集まっています。目的に応じて2つのモールを使い分けられるのも、このエリアの大きな魅力です。星乃珈琲店があります。
まとめ
クアラルンプールの中心部の喧騒から少し離れ、快適なホテルを拠点に、地元の人々の活気を感じながら食事や買い物を満喫できる「Mid Valley」。観光客向けの場所とは一味違う、リアルなKLの日常に触れることができます。
来年もまた、この魅力的な街を訪れるのを楽しみにしています。