この記事では、マレーシアの名門、国民大学(UKM)への訪問を考えている方や、海外の大学の雰囲気に興味がある方に向けて、クアラルンプールからのアクセス方法や、緑豊かなキャンパスの様子、現地の学生生活などを、私のリアルな体験談を基にご紹介します。
コロナが流行る前に、2019年にマレーシアのクアラルンプール市郊外にあるマレーシア国民大学(UKM)を訪れたことがありますので写真などで紹介します。
UKMは、主要な世界大学ランキングにおいて、常にマレーシア国内でトップクラスに位置しています。マレーシア内のランキンでも3位で、マラヤ大学(UM)、サインズ・マレーシア大学(USM)と並び、マレーシアを代表する大学の一つとしての地位を確立しています。UKMはマレーシア政府から5校のみが指定されている研究大学(Research University)の一つで重点的に投資されています。教員が2500人、学生が2万人程度で、入学するには10倍以上の倍率を潜り抜ける必要があるようです。以下にUKMのホームページのリンクを貼っておきます。このサイトに学内の写真が多数載っています。
私が訪れたのは、生物科学・バイオテクノロジー学科にある、生態系の研究室で、主に野生の哺乳類の研究をしているようです。例えば、象や牛、カワウソなどです。
野生生物の保全と管理(Wildlife Conservation & Management): 野生生物との軋轢問題、絶滅の危機、保全、生態学、遺伝学、さらには野生生物の病気の生態に関する研究に焦点を当てています。
UKMは、タクシーで首都のクアラルンプールから南に1時間弱のところにあるバンギと言う人口約70万人くらいの緑が多い学園都市にあります(約50リンギット、2000円弱)。KLセントラル駅から、KTMコミューターの「Seremban Line」に乗れば乗り換えなしで1時間くらいでUKM駅に到着します。運賃は、4.5リンギット(154円)です。
クアラルンプールは首都ですごく発展しています。訪れるたびに高いビルが新しく建ってます。クアラルンプール空港から特急電車でKLセントラル駅に到着します。
いつも泊まるところはKLセントラレル駅からすぐのミッドバレーメガモールにあるシティテルというホテルで一晩、七千円程度で泊まれます。イオンも入ってる大きなモールにあって買い物も便利です。円安でもタイよりも物価が安いので同じブランドでもマレーシアの方が安く買えることがあります。ただ、スタバの値段は日本とあまり変わりませんでした。
タクシーで1時間弱で大学に到着です。
大学の象徴である壮大なモスク。青空に映えてとても美しかったです。
キャンパスは、広大で、学内をバスが走って学生さんの移動に使われています。森の中に建物が立っている感じです。
下が、建物内の様子です。看板は、遺伝学部門と書いてあります。昨年、そこの先生の話では、建物が建て替え工事中で、実験があまりできないと言っていました。2025年の初めに完成し、現在は新築の建物になっているようです
私が訪れたのは、ドアの奥に入ってちょっとの研究室でした。中は、日本の研究室とあまり変わらず、予算が潤沢にあるようで日本の大学と遜色ない最新の機器が並んでおり、マレーシアの研究レベルの高さと、国からの重点的な投資が行われていることを肌で感じ、大変驚きました。。研究支援や清掃などが充実しており、研究に専念できる環境です。
建物の一角には学生向けのカフェテリアが。活気あふれる雰囲気の中、いただいたナシゴレンは絶品で、しかも200円でお腹いっぱいになる安さに衝撃を受けました。
自然が豊かで、自然の猿や大きなトカゲや猫などが学内で見れます。私も学内を歩いていて本当に普通に猿がいました!人慣れしている様子で、のんびりしていました。
学内の猿の研究をしたことがあると聞きました。
研究活動も熱心に行っていて学生さんは真面目な方が多いですし、皆さん英語が堪能でした。研究のカウンターパートの大学院の修士課程の学生さんが、日本の大学の博士課程に行くと言う話をしていました。
英語が話せると滞在に困ることはありませんが、現地の人はマレー語で話をしています。マレー語がわかるともっと交流ができるでしょう。