【大人の学び直し英語】Both, Either, Neither の使い分け|「2つのもの」を指す表現
「AとBの両方」「AかBのどちらか」「どちらでもない」。
日常会話やビジネスシーンで、2つの選択肢について話す機会は頻繁にあります。
英語には、この「2つ」の関係性を表す便利な単語 Both, Either, Neither があります。しかし、これらは「動詞が単数扱いか複数扱いか」という点で間違いやすく、多くの学習者がつまづくポイントでもあります。
この記事では、3つの単語の正確な使い分けと重要ルールを、時制の変化を含めた実用的な例文とともに解説します。
1. Both(両方とも)
2つの対象(人や物)のうち、「AとBの両方」を指します。
意味的に「2つ」を指すため、常に複数扱いになります。
基本パターン:Both A and B / Both of ...
Both books are interesting.
(どちらの本も面白いです。)
解説: 形容詞的に使われる基本形です。動詞は are になります。
Both of my parents were teachers.
(私の両親は2人とも教師でした。)
解説: 過去形の文です。複数扱いなので was ではなく were を使います。
We have both finished our homework.
(私たちは2人とも宿題を終えました。)
解説: 現在完了形です。主語が複数なので has ではなく have になります。
2. Either(どちらか一方)
2つのうち「AかBのどちらか片方」を指します。
「どちらか1つ」に焦点を当てるため、原則として単数扱いになります。
基本パターン:Either A or B / Either of ...
Either day is fine with me.
((提示された2日のうち)どちらの日でも大丈夫です。)
解説: 「どちらか1日」を選べばよいので、単数扱いの is です。
Either you or Tom has to go there.
(あなたかトムのどちらかがそこへ行かなければなりません。)
解説: Either A or B の場合、動詞に近い方(B)に合わせるのが原則です。Tomに合わせて has になります。
You can take either of the two apples.
(2つのリンゴのうち、どちらか好きな方を持って行っていいよ。)
解説: 肯定文で使うと「どちらでも(好きなほう)」という選択の自由を表します。
【重要】否定文での Either (not ... either)
Either を否定文(not)と一緒に使うと、「どちらも~ない」という Neither と同じ意味になります。
- I don't like either of them.
(私はそのどちらも好きではありません。)
※ これは I like neither of them. と言い換えることができます。
3. Neither(どちらも~ない)
2つのうち「AもBもどちらも~ない」という全否定を表します。
この単語自体に「not」の意味が含まれているため、文中に not を入れてはいけません。
文法上は原則として単数扱いです。
基本パターン:Neither A nor B / Neither of ...
Neither answer is correct.
(どちらの答えも正しくありません。)
解説: 単数扱いなので is です。not is としないように注意しましょう。
Neither of us speaks French.
(私たちは二人ともフランス語を話しません。)
解説: 3人称単数扱いとなるため、動詞に s がつきます。
Neither plan was accepted by the boss.
(どちらの案も上司に受け入れられませんでした。)
解説: 過去形の受動態です。単数扱いのため was を使います。
【注意】日常会話での例外
文法テストやフォーマルな場では Neither of them is...(単数)が正解ですが、日常会話では Neither of them are... のように複数扱いされることが頻繁にあります。
- Neither of them have come yet.
(彼らはまだ二人とも来ていません。)
※会話では自然ですが、厳密な文法では has come です。
まとめ
最後に、3つの違いを表で整理しましょう。
| 単語 | 意味 | 動詞の形 | セットで使う語 |
|---|---|---|---|
| Both | 両方とも | 複数 | Both A and B |
| Either | どちらか一方 | 単数 | Either A or B |
| Neither | どちらも~ない | 単数 | Neither A nor B |
これらの表現は、レストランでの注文(どっちにする?)や、ビジネスでの提案(どちらの案も良い/悪い)など、大人の英会話で非常に役立ちます。ぜひ声に出して練習してみてください。