古装の貴公子 王佑碩(ワン・ヨウシュオ)の魅力とおすすめ時代劇5選
中国時代劇ドラマを見ていると、主役以上に目を引く「麗しい貴公子」に出会うことがあります。それが、王佑碩(ワン・ヨウシュオ)です。
彼の最大の武器は、その品格あふれる佇まいと、非常に美しい「手」。扇子を持たせても、茶器を持たせても、彼の所作一つひとつが芸術品のように美しく、画面に映るだけでドラマ全体の格調を高めてくれます。優しく知的な役柄から、一途に愛を貫く妖艶な役まで、静かな演技の中に秘めた情熱を感じさせる俳優です。
今回は、そんなワン・ヨウシュオの魅力がたっぷりと詰まった、日本で今すぐ観られるおすすめドラマを年代順に5つ厳選してご紹介します。
ワン・ヨウシュオのプロフィールと魅力
ワン・ヨウシュオは1992年生まれ、浙江省温州市出身。色白で端正な顔立ちから「古装男神(時代劇の似合うイケメン)」として絶大な人気を誇ります。
デビュー当時はコメディ映画などにも出演していましたが、ドラマ『大宋少年志』や『如意芳霏』での好演で一躍ブレイク。特に「報われないけれど、ひたむきにヒロインを守る」といった役柄での演技力には定評があり、視聴者の涙を誘います。彼の演じるキャラクターは、言葉数は少なくとも、その眼差しですべてを語るような深みがあるのが特徴です。
ワン・ヨウシュオ出演 おすすめ時代劇5選
-
『大宋少年志~secret mission~』(2019年)
北宋の時代を舞台に、国を守るために集められた若きスパイたちの活躍を描く青春群像劇です。彼が演じるのは、名門出身のエリート・王寛(おう・かん)。
「嘘を決してつかない」という堅物な性格ですが、仲間を守るためには規則も破る熱いハートの持ち主。その潔癖なまでに高潔な姿は、まさにワン・ヨウシュオの「貴公子」イメージの原点とも言えます。知性と武術を兼ね備えた彼の、涼やかなアクションにも注目です。
-
『九齢公主~隠された真実~』(2021年)
復讐と愛に生きるヒロインを描いたこのドラマで、ワン・ヨウシュオはヒロインの元婚約者であり、若き天才官僚・寧雲詔(ねい・うんしょう)を演じました。
この役はファンからも「理想の男性」と呼び声高いキャラクターです。理知的で穏やか、そして誰よりも紳士的。ヒロインの正体に気づきながらも、彼女の意志を尊重し、陰ながら支え続ける姿に心を打たれます。特に、灯籠祭りのシーンで見せる切なくも温かい表情は必見です。
-
『月歌行(げっかこう)』(2022年)
ファンタジー要素の強いこの作品で彼が演じたのは、寄水族の妖王・訶那(かな)。
これまでの「人間の貴公子」役とは一味違い、銀色の装飾と白い衣装を身にまとった姿は、この世のものとは思えないほどの美しさです。一族を守る責任と、ヒロインへの愛の間で揺れ動く妖王の孤独を繊細に表現しています。彼が登場するシーンは映像美も相まって、ため息が出るほど幻想的です。
-
『天狐伝(てんこでん)~百年の恋~』(2023年)
待望の主演作となる、狐の妖怪と人間の女性のロマンス史劇です。彼が演じるのは、高潔でナルシストな狐の長老・長生(ちょうせい)。
普段の穏やかな役柄とは少し違い、俺様気質な一面やコミカルな演技も見られるのがこのドラマの魅力です。もちろん、物語が進むにつれて見せる深い愛情表現や、美しいアクションシーンも健在。彼の演じる狐の妖艶さと、恋に落ちてからの甘いギャップに、最初から最後までドキドキさせられます。
-
『雪花咲く、君を想う』(2023年)
将軍家の娘と、占星館の若き館主の恋を描くラブ史劇。ワン・ヨウシュオは、国一番の美男子と噂される容鈺(よう・ぎょく)を演じます。
「絶世の美男子」という設定がこれほど説得力を持つ俳優はいません。序盤の優雅な姿から一転、ある出来事をきっかけに子供のような純真さを持つようになる難しい役どころを見事に演じ分けています。献身的にヒロインを慕うピュアな姿は、見ているだけで心が浄化されるような愛らしさです。
まとめ
ワン・ヨウシュオは、派手なアクションや激しい感情表現だけでなく、「静」の演技で魅せることができる稀有な俳優です。彼が画面に現れると、そこに清涼な風が吹くような爽やかさと気品が漂います。
まずは『大宋少年志』での硬派な魅力を知り、最新の『雪花咲く、君を想う』での愛らしい演技まで、彼の進化し続ける姿をぜひ配信ドラマで堪能してみてください。