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日々の雑感

ブログ執筆のためのHTML完全ガイド:その4 記事の骨格を作る - 見出し、段落、強調

 

第3章:記事の骨格を作る - 見出し、段落、強調

HTMLの「設計図」が準備できたら、いよいよ記事の中身、つまり「骨格」を作っていきましょう。

ここで登場するのが、見出し、段落、強調のタグです。これらは、文章にメリハリをつけ、読者と検索エンジンの両方に「この記事は何が重要なのか」を伝えるための、最も基本的なツールです。

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見出し (<h1> - <h6>): 記事の「目次」を作る

見出しタグは、単に文字を大きくするためのものではありません。それは、あなたの記事の論理的な構造、つまり「目次」を宣言するためのものです。

これを「本」に例えてみましょう。📖

  • <h1>: 本のタイトル
    記事全体の主題を表す、最も重要な大見出し。読者の興味を引き、検索エンジンに「この記事は〇〇についてです」と伝える顔となるため、1ページに1回だけ使うのが鉄則です。
  • <h2>: 章のタイトル
    (例:「第1章 HTMLとは」)
  • <h3>: 節のタイトル
    (例:「1-1. HTMLの歴史」)
  • <h4>: 項のタイトル
    (例:「① 古代のHTML」)

見出しの2つの黄金ルール

  1. レベルを飛ばさない
    <h2> の次に、いきなり <h4> を使うのはNGです。「第1章」の次にいきなり「①」が来るようなもので、構造が不自然になります。必ず順番通りに使いましょう。
  2. デザイン目的で使わない
    「文字を大きくしたいから」という理由で <h2> を使うのはやめましょう。構造がめちゃくちゃになり、SEO評価を下げる原因にもなります。見た目の調整は、後のシリーズで解説するCSSの役割です。

正しく見出しを使うことで、読者は目次を拾い読みするだけで記事の全体像を把握でき、検索エンジンも記事の内容を正確に理解してくれるのです。


段落 (<p>): 文章の基本ブロック

p は "Paragraph"(段落)の略です。文章の「ひとつの意味のまとまり」を <p> タグで囲むことで、ブラウザはこれを「1つの段落」として認識します。

<p> タグで囲むと、ブラウザが自動的に上下に程よい余白を作ってくれるため、自然と読みやすいレイアウトになります。改行のためにEnterキーを2回押すのではなく、文章の塊を <p> で囲む、と意識しましょう。


強調 (<strong>, <em>): 声のトーンで語りかける

文章の一部を目立たせたいとき、HTMLでは「どういう意図で目立たせたいか」によってタグを使い分けます。これは、あなたの代わりに声のトーンを変えて語りかけてくれるようなものです。🗣️

<strong>:「重要です!」と伝えたい

  • 意味: 内容の「重要性」「深刻さ」を示します。
  • 表示: 一般的に太字になります。
  • 使い所: 警告文や、記事の結論で「ここだけは絶対に覚えて帰ってほしい!」というキーワードに使いましょう。「テストに出ますよ!」というイメージです。

<em>:「特に"ココ"を!」と伝えたい

  • 意味: 文章の中で、特に「アクセント」を置きたい単語(Emphasis)に使います。
  • 表示: 一般的に斜体になります。
  • 使い所: 「私は、"とりわけ"猫が好きです」のように、文脈の中で特定の言葉を際立たせたい時に使います。

見た目だけを変える <b>(太字)や <i>(斜体)もありますが、これらは意味を持たないため、検索エンジンや音声読み上げソフトに意図が伝わりません。<strong><em> を使うことは、より多くの人に、そして未来の技術にも正しく内容を伝えるための「未来への投資」なのです。


改行 (<br>): 正しい使い方と、絶対NGな使い方

<br> は、詩や住所のように、文の途中での改行そのものに意味がある場合にのみ使う、特殊なタグです。

❌ 絶対にやってはいけない使い方

それは、段落間のスペースを空ける目的で <br> を連打することです。

<p>一つ目の段落です。</p>
<br>
<br>
<p>二つ目の段落です。</p>

これは、見た目はスペースが空きますが、記事の構造を破壊します。特に、音声読み上げソフトの利用者は「…改行、改行…」と読み上げられ、どこで話が終わったのか分からず混乱してしまいます。段落間の余白は、必ずCSSで調整しましょう。


▼主なテキストタグのまとめ

タグ 意味合い(セマンティクス) 一般的な表示 ブログでの使用例
<h1> ページ全体の主題 最も大きい見出し 記事のタイトル
<h2> 主要なセクションの見出し 2番目に大きい見出し 記事内の大きな章立て
<p> 段落 テキストブロック 記事の本文
<strong> 内容の重要性 太字 警告、記事の結論の最重要キーワード
<em> 強調(アクセント) 斜体 特定の単語を際立たせたい時
<br> 改行 次の行に移る 詩や住所の表記(限定的に使用)

演習ドリルを準備していますのでご利用ください。

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