第2章:すべてのページの土台 - HTML文書の基本構造
記事を書くたびに、毎回ゼロからHTMLを組む必要はありません。実は、どんなWebページにも共通する「お決まりの型」が存在します。
これをHTMLの「設計図」あるいは「ボイラープレート」と呼びます。
料理でいう「基本のレシピ」、手紙でいう「拝啓…敬具」の型のようなものです。この設計図から始めることで、時間を節約できるだけでなく、「文字化け」や「スマホ表示の崩れ」といった初心者が陥りがちな失敗を未然に防ぐことができます。
すべてのHTMLに共通する4つの登場人物
この設計図は、主に4つのパーツで構成されています。それぞれが重要な役割を持っているので、一つずつ見ていきましょう。
① <!DOCTYPE html>
- 役割: 「この書類は、最新ルールのHTMLですよ!」という宣言です。
- HTML文書の一番最初に必ず書きます。これがないとブラウザが混乱して、表示が崩れる原因になることがあります。深く考えず、「HTMLを書くときのおまじない」と覚えておけば大丈夫です。
② <html>
- 役割:
<!DOCTYPE>宣言を除く、すべての内容を包む「封筒」のようなものです。 - 通常、
<html lang="ja">のようにlang="ja"という属性を付けます。これは「この封筒の中身は、主に日本語で書かれていますよ」と示すための、親切なラベルです。
③ <head>
- 役割: ページに関する「裏方の設定情報」を格納する場所です。
- ここに書かれた内容は、読者が直接見る画面には表示されません。しかし、ブラウザ、検索エンジン、SNSといった「機械」たちがページを正しく理解するために、非常に重要な情報が含まれています。
④ <body>
- 役割: 読者が実際に目にするすべての内容が入る場所です。
- ブログの文章、見出し、画像、リンクなど、記事のコンテンツはすべてこの
<body>タグの中に書いていきます。
【最重要】2種類の「読者」を意識しよう
head と body の役割分担は、HTMLの最も大切な考え方です。
<head>→ 機械(ロボット 🤖) が読む、裏方の設定情報<body>→ 人間(あなたの読者 🧑💻) が読む、表舞台のコンテンツ
優れたブロガーは、この2種類の「読者」を常に満足させる必要があります。<body> には人間が読みたくなる魅力的な文章を書き、<head> には機械が理解しやすい正確な情報を記述する。この両立が、多くの人に読まれるブログの秘訣です。
<head> に入る重要な設定たち
head の中でも、特にブログ運営で重要になる3つの要素を紹介します。
<meta charset="UTF-8">- 役割: 文字化けを防ぐおまじないです。これを書いておけば、日本語はもちろん、世界中のほとんどの言語が正しく表示されます。
<meta name="viewport" ...><title>
コピーして使おう!ブログ用HTMLテンプレート
これまでの内容をすべて含んだ、ブログ記事用の「設計図」がこちらです。 新しい記事をHTMLで書くときは、まずこれをコピー&ペーストして、そこから <body> の中に文章を書き始めてください。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>ここにページのタイトルを記入</title>
</head>
<body>
</body>
</html>