【大人の学び直し英語】未来表現の使い分け|Will be ~ing と Be to 構文
「未来のこと」を話すとき、いつも will や be going to ばかり使っていませんか?
もちろんそれで通じますが、大人の英会話、特にビジネスやフォーマルな場面では、「個人の感情を排した客観的な予定」や「決定事項としての未来」を伝える表現が好まれることがあります。
今回は、ワンランク上の未来表現である「未来進行形 (will be ~ing)」と「be to 構文」について、そのニュアンスと使い分けを解説します。
1. 未来進行形(will be ~ing):丁寧で客観的な予定
「~しているところだろう」という進行中の意味だけでなく、大人の英語では「(個人の意志とは関係なく)自然な流れでそうなる予定」というニュアンスで頻繁に使われます。
ニュアンスの違い
will:その場の意志(~するよ!)be going to:前々からの意図(~するつもりだ)will be ~ing:確定した予定・成り行き(~することになっている)
I will be visiting your office next Monday.
(来週の月曜日、御社へ伺う予定です。)
解説: 「行きたい!」という意志の押し付けではなく、「スケジュール上そうなっている」という淡々とした事実を伝えます。
We will be arriving at the station in ten minutes.
(まもなく10分で駅に到着いたします。)
解説: 車内アナウンスなどでよく聞く、客観的な事実の伝達です。
【ビジネスでの活用】相手への丁寧な質問
相手の予定を聞く際、Will you...? だと「(意志として)やる気ある?」と聞こえかねません。Will you be ~ing...? を使うことで、「ご予定に入っていますか?」と控えめに聞くことができます。
- Will you be attending the meeting tomorrow?
(明日の会議には出席されますか?/ご出席の予定ですか?)
2. be to 構文:決定された未来・運命
be動詞 + to 不定詞 の形で、個人の意志を超えた「あらかじめ決められたこと」を表します。ニュース、公的文書、歴史の記述などでよく使われる硬い表現です。
主な5つの用法(予定・義務・運命・可能・意図)を見ていきましょう。
① 予定(~することになっている)
公式なスケジュールや行事によく使われます。
The President is to deliver a speech tonight.
(大統領は今夜、演説を行う予定だ。)
② 義務・命令(~すべきだ、~しなさい)
親から子への言いつけや、規則・ルールの説明で使われます。
You are to finish this report by Friday.
(金曜日までにこのレポートを終わらせなさい。)
解説: must や should に近いですが、「そう決まっている」というニュアンスを含みます。
③ 運命(~する運命だった)
多くの場合、過去形(was/were to)で使われ、小説や伝記などで「後にこうなる運命だった(が当時は知らなかった)」という文脈で登場します。
He went to Paris, where he was to meet his future wife.
(彼はパリへ行き、そこで将来の妻と出会うことになった。)
The missing painting was never to be found.
(その行方不明の絵画は、二度と発見されることはなかった。)
解説: 「never to」の形で、「二度と~することはなかった」という悲劇的な結末によく使われます。
④ 可能(~できる)
主に否定文で、受動態(be to be 過去分詞)と共に使われます。
Not a sound was to be heard in the room.
(部屋の中では物音一つ聞こえなかった/聞くことができなかった。)
⑤ 意図(~するつもりなら)
主に If 節の中で使われ、「もし(本気で)~したいなら」という強い前提条件を表します。
If you are to succeed, you must work harder.
(成功したいのなら、もっと懸命に働かなければならない。)
解説: 単なる If you want to... よりも、「成功という目的を達成するためには」というニュアンスが強まります。
まとめ
最後に、それぞれの特徴を整理しましょう。
| 表現 | コアイメージ | 主な使用シーン |
|---|---|---|
| will be ~ing (未来進行形) |
成り行き・自然な予定 「スケジュールで決まっている」 |
ビジネスでの予定確認 丁寧な依頼・質問 |
| be to 構文 | 取り決め・決定事項 「(外部要因により)そうなる」 |
ニュース、公的文書 小説(運命)、指示・命令 |
日常会話では will be ~ing を使って「控えめで丁寧な大人」を演出し、ニュースや読書では be to の裏にある「決定・運命」のニュアンスを読み解いてみてください。