“稀代の悪女”から“頼れる親友”まで!ニキータ・マオ(毛林林)の魅力と必見ドラマ4選
ニキータ・マオ(毛林林、1986年10月8日生まれ)は、その華やかな美貌と、見る者の心を揺さぶる演技力で中国ドラマ界に欠かせない存在となっている実力派女優です。特に『蘭陵王』で見せた狂気的な悪女の演技はあまりにも鮮烈で、一時は視聴者から役柄と混同され批判を受けるほど、その実力を見せつけました。
しかし彼女の魅力は悪役だけにとどまりません。現代劇での自立した女性役や、武侠ドラマでの圧倒的なカリスマ性を持つ役まで、幅広いキャラクターを演じ分けています。今回は、そんな彼女の演技の幅を堪能できる、日本で視聴可能な代表作4選を放送順にご紹介します。
1. 『幸せのラブ・ステップ』(2012年) - 悪女演技の原点、野心に燃えるニュースキャスター
視聴情報: TSUTAYA DISCASでレンタル可能(2025年12月現在)
現代版シンデレラストーリーとも言える本作で、ニキータ・マオはヒロインのライバルとなるニュースキャスター、周語晨(ジョウ・ユーチェン)を演じました。自分の成功のためなら手段を選ばず、嘘と策略でヒロインを追い詰めていく役どころです。
彼女の「悪女役」としての評価を確立し始めた作品の一つです。美しく聡明でありながら、内面には強い野心と嫉妬心を秘めた女性を見事に演じています。単なる意地悪な役ではなく、這い上がろうとする必死さや人間臭さを感じさせる演技は、後のブレイク作『蘭陵王』へと繋がる彼女の確かな実力を感じさせます。視聴者をイライラさせつつも、目が離せない存在感は流石の一言です。
2. 『蘭陵王』(2013年) - アジア中を震撼させた、美しき狂気
視聴情報: Amazonプライム、 UーNEXTなどで配信中(2025年12月現在)
アジア中で大ヒットを記録したロマンス時代劇。ニキータ・マオの名を不動のものにした代表作です。彼女は蘭陵王を一途に愛するあまり、やがて国を滅ぼすほどの稀代の悪女へと変貌していく鄭児(テイジ)/馮小怜(フウ・ショウレン)を演じました。
3. 『君は僕の談判官』(2018年) - 悪女封印!ヒロインを支える献身的な親友
視聴情報: Amazonプライム、FODなどで配信中(2025年12月現在)
人気女優ヤン・ミー主演の現代ラブロマンス。ビジネス交渉人たちの仕事と恋を描いた本作で、ニキータ・マオはヒロインの親友であり、自身も有能なキャリアウーマンである夏杉杉(シア・シャンシャン)を演じました。
これまでの悪女イメージを180度覆す、情に厚く献身的な女性を演じています。ヒロインの良き理解者として彼女を支え続ける一方で、自身は年上の恋人との報われない愛に悩み続けるという、切なく難しい役どころです。仕事に生きるカッコいい姿と、愛に苦しむ脆い姿の対比が素晴らしく、彼女の新しい魅力を発見できる一作。その悲しい結末には多くの視聴者が涙しました。
4. 『絶代双驕 ~マーベラス・ツインズ~』(2020年) - 冷徹な武林の覇者、圧倒的なカリスマ
視聴情報: Netflixで配信中(2025年12月現在)
古龍の傑作武侠小説を映像化したアクション時代劇。双子の兄弟が数奇な運命に翻弄される物語の中で、全ての悲劇の元凶とも言える移花宮の宮主、邀月(ヨウゲツ)を演じました。
愛した男に裏切られた憎しみから、その息子である双子を殺し合わせようと企む、冷酷無比なキャラクターです。しかし、ただの悪役ではなく、誰よりもプライドが高く、孤独で、圧倒的な武術の達人としての威厳を放っています。ニキータ・マオの鋭い眼光と、氷のような美しさが際立ち、画面に映るだけで空気が張り詰めるような緊張感を与えています。「最強の女」としての貫禄たっぷりの演技は必見です。
ニキータ・マオは、視聴者に「嫌われる」ことができるほど高い演技力を持った稀有な女優です。しかし、その素顔は明るく気さくな性格としても知られています。強烈な悪女から、涙を誘う悲劇の女性まで、どんな役でもそのキャラクターの“情念”を深く表現する彼女の作品を、ぜひ楽しんでみてください。