【大人の学び直し英語】this, that, someone, myself|使いこなしたい代名詞
英語学習の初期に I, my, me などの「人称代名詞」を学びますが、英語の会話はそれだけでは成り立ちません。
this(これ)、someone(誰か)、myself(私自身)といった言葉も、実はすべて「代名詞」の仲間です。これらは、人やモノの名前を言わなくても文脈で「何を」指しているかを示す、非常に便利な言葉です。
この記事では、人称代名詞以外で特に重要な3種類の代名詞「指示代名詞」「不定代名詞」「再帰代名詞」について、大人の学び直しの視点からその核心的な使い方を整理します。
1. 指示代名詞 (this, that, these, those) 👈 距離感で使い分ける
指示代名詞は、話し手から見た「距離感」によって使い分けるのが最大のポイントです。物理的な距離だけでなく、時間的・心理的な距離も表します。
① this (これ) / these (これら) → 近い
話し手の「すぐ近く」にあるモノや人を指します。these は this の複数形です。
This is my new smartphone. (これは私の新しいスマホです。)
These are my children. (こちらは私の子供たちです。)
② that (あれ) / those (あれら) → 遠い
話し手から「離れた」場所にあるモノや人を指します。those は that の複数形です。
What is that building? (あの建物は何ですか?)
Those stars are beautiful. (あの星たちは美しい。)
【ポイント】時間的・心理的な距離
指示代名詞は、時間や会話の中での距離感も表せます。
this(今・これから): Listen to this. ((これから話す)これを聞いて。)that(さっき・過去): That was a great movie. ((さっき観た)あれは良い映画だった。)
2. 不定代名詞 (someone, anything, nothing) 👤 不特定の人・モノ
「誰か」「何か」のように、特定の人やモノを指さずに、ぼんやりと不特定の人やモノを指すのが不定代名詞です。肯定文・疑問文・否定文で形が変わるのが特徴です。
① 肯定文で使う → some~
「(ぼんやりと存在はわかっている)誰か、何か」というニュアンスです。
Someone is at the door. (誰かがドアのところにいます。)
I need something to drink. (何か飲むものが必要です。)
② 疑問文・否定文で使う → any~
疑問文では「(誰でもいいから)誰か、何か」、否定文では「誰も~ない、何も~ない」という強い否定を表します。
Is anyone there? ((疑問文)誰かいますか?)
I don't know anything about it. ((否定文)それについて私は何も知りません。)
③ それ自体が否定語 → no~
no one や nothing は、それだけで「誰も~ない」「何も~ない」という意味を持つ単語です。
No one knows the answer. (誰もその答えを知りません。)
There is nothing in the box. (箱の中には何もありません。)
3. 再帰代名詞 (myself, yourself) 🔁 「~自身」
myself (私自身) や yourself (あなた自身) など、-self (複数形は -selves) がつく代名詞を再帰代名詞と呼びます。主に2つの使い方があります。
① 用法1:主語の動作が自分自身に返る
文の主語(動作をする人)と目的語(動作をされる人)が同一人物のときに使います。
I hurt myself. (私は自分自身を傷つけました(=怪我をしました)。)
(もし I hurt me. と言うと、文法的に間違いになります。)
She introduced herself. (彼女は自己紹介をしました。)
② 用法2:主語の強調
「(他の誰でもなく)私自身が」のように、主語を強調するために使います。この場合、文法上は無くても文が成立します。
I painted this wall myself. (私は(自分で)この壁を塗りました。)
The president himself visited the site. (社長自らがその現場を訪れました。)
まとめ:代名詞を使いこなして表現力アップ
今回は、人称代名詞以外の重要な3つの代名詞グループを復習しました。
- 指示代名詞 (this/that):話し手からの「距離感」で使い分ける。
- 不定代名詞 (someone/anything):不特定の人やモノを指し、「肯定・疑問・否定」で形が変わる。常に単数扱い。
- 再帰代名詞 (myself):動作が自分に返る時や、「自分自身で」と強調する時に使う。
これらの代名詞は、日常会話で頻繁に登場します。それぞれの役割とニュアンスをしっかり区別して、より正確で自然な英語表現を目指しましょう。これらをマスターするためのドリルの記事を書いていますのでみてください。