“信頼できる女優” キム・テリ(김태리)の魅力とおすすめ代表作5選
イントロダクション:スクリーンとブラウン管を制覇する圧倒的才能
韓国の映像界において、「怪物新人」として鮮烈なデビューを飾り、出演する作品すべてをヒットに導く「信頼できる女優(믿고 보는 배우)」、それがキム・テリです。彼女の魅力は、少女のような無邪気さと、ベテランのような老獪(ろうかい)さを併せ持つ、その計り知れない演技の幅にあります。
1500倍の競争率を勝ち抜いた映画『お嬢さん』での衝撃的なデビュー以来、彼女は常に観客の予想を超えるキャラクターを演じ続けてきました。今回は、そんなキム・テリの女優としての魅力と、彼女の輝かしいキャリアを代表する必見のドラマ・映画5作品をご紹介します。
(ここにドラマの予告編紹介が入ります)
キム・テリのプロフィールと演技の魅力
キム・テリは1990年4月24日生まれ。慶熙大学校新聞放送学科在学中に演劇の魅力に目覚め、大学卒業後は劇団に所属して演技の基礎を固めました。彼女の名が世界に知れ渡ったのは、2016年の映画『お嬢さん』。パク・チャヌク監督に見出され、新人とは思えない大胆かつ繊細な演技で、その年の新人賞を総なめにしました。
彼女の演技の魅力は、その「瞳」にあります。純粋さ、狡猾さ、情熱、絶望、そして希望。彼女の瞳は、セリフ以上にキャラクターの複雑な感情を物語ります。『二十五、二十一』で見せた高校生の眩しいほどのエネルギーから、『悪鬼』で見せた闇に取り憑かれた姿まで、どのような役柄も「キム・テリ」というフィルターを通して、リアルで説得力のある人物として昇華させてしまいます。
キム・テリ出演 おすすめドラマ・映画5選
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『お嬢さん』(2016年・映画)
配信:Prime Video など。2025年11月
キム・テリの衝撃的なデビュー作にして、彼女の才能を世界に知らしめた傑作スリラー。1930年代の朝鮮半島を舞台に、莫大な財産を持つ令嬢(キム・ミニ)と、彼女を騙そうとする詐欺師、そして令嬢のメイドとして送り込まれたスリの少女スッキ(キム・テリ)の愛憎と陰謀を描きます。新人とは思えない堂々とした演技と、複雑な感情を秘めたスッキ役を完璧に演じきり、強烈な印象を残しました。
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『リトル・フォレスト 春夏秋冬』(2018年・映画)
配信:Prime Video , U-NEXT など。2025年11月
日本の五十嵐大介の漫画を原作とした、癒やし系映画の金字塔。都会での生活に疲れ、故郷の田舎に戻ってきたヘウォンを演じました。『お嬢さん』とは180度異なる、自然体で素朴な魅力が全開。四季折々の美しい風景の中で、自ら畑を耕し、旬の食材で料理を作る姿は、観る者の心まで豊かにしてくれます。彼女の穏やかなナレーションと美味しそうな料理の数々に癒やされること間違いなしです。
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『二十五、二十一』(2022年・ドラマ)
配信:Netflix など。2025年10月時点
世界中で大ヒットし、「青春ドラマの傑作」と絶賛された作品。キム・テリは、時代の荒波に揉まれながらも、フェンシングに情熱を燃やす天真爛漫な高校生ナ・ヒドを演じました。当時30代でありながら、18歳の眩しいほどのエネルギーと純粋さ、そして夢に破れた時の切なさを見事に体現。ナム・ジュヒョク演じるペク・イジンとの切ないロマンスは、多くの視聴者の涙を誘いました。
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『悪鬼』(2023年・ドラマ)
配信:Disney+ (ディズニープラス)。2025年11月
「キングダム」の脚本家キム・ウニが手がけたオカルト・ミステリー。キム・テリは、亡き父の遺品に触れたことで悪鬼に取り憑かれてしまう女性ク・サニョンを演じました。平凡な自分と、自分の中に潜む冷酷な悪鬼という二つの人格を、瞳の動きや口調だけで完璧に演じ分け、その“神がかった”演技は絶賛を浴びました。
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『ジョンニョン: スター誕生』(2024年・ドラマ)
配信:Disney+ (ディズニープラス)。2025年11月
1950年代の韓国を舞台に、女性だけで構成される「女性国劇団」に入団した天才少女ユン・ジョンニョンの成長を描く物語。キム・テリは主人公ジョンニョンを演じ、歌や演技の才能を爆発させてスターダムを駆け上がる姿を熱演。夢を追うひたむきな情熱と、仲間たちとの絆が胸を熱くする感動のドラマです。
まとめ
キム・テリは、出演作を選ぶ確かな目と、どんな難役でも自分のものにする圧倒的な演技力で、私たちを常に新しい世界へと連れて行ってくれる女優です。彼女が出演する作品は、いつも私たちの心に深い余韻を残してくれます。
強烈なスリラーから、心温まるヒーリングムービー、そして胸を焦がす青春ドラマまで、彼女の多彩な魅力に触れれば、あなたもきっと「信頼できる女優」キム・テリの虜になるはずです。