俳優ソ・イングク(서인국)の魅力とおすすめドラマ4選
韓国のオーディション番組『スーパースターK』の初代グランプリとして華々しくデビューし、今や「キス職人」や「カメレオン俳優」として確固たる地位を築いているソ・イングク(서인국)。彼の魅力は、甘い歌声だけにとどまりません。
少年のような笑顔と、ふとした瞬間に見せるミステリアスでセクシーな眼差し。そのギャップで、彼は純粋な青年から影のあるアンチヒーローまで、あらゆる役柄を自分のものにしてきました。今回は、そんなソ・イングクの多面的な魅力が詰まった、必見の代表作ドラマ4選をご紹介します。
ソ・イングクのプロフィールと演技の魅力
ソ・イングクは1987年10月23日生まれ。2009年にオーディション番組『スーパースターK』で72万人の中から優勝し、歌手としてデビューしました。俳優としては2012年、『応答せよ1997』で主役に大抜擢され、これが社会現象級の大ヒット。一気に実力派俳優として注目を集めました。
彼の最大の魅力は、その「ギャップ」と「眼差しの演技」にあります。人懐っこい笑顔でロマンティックコメディを完璧にこなす一方、鋭くセクシーな目元を活かし、どこか影のある危険な男を演じさせても天下一品です。歌手出身ならではの表現力豊かな感情演技が、彼が演じるキャラクターに深い奥行きを与えています。
ソ・イングク出演 おすすめドラマ4選
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『応答せよ1997』(2012年)
配信:Amazonプライム など。2025年10月時点
ソ・イングクを俳優として世に知らしめた、伝説的な大ヒット作。1990年代の釜山を舞台に、高校生の男女6人組の青春と初恋を描いたノスタルジードラマです。彼が演じたのは、ヒロイン一筋の純情な主人公ユン・ユンジェ。
無骨ながらも一途な愛情表現、方言混じりの自然な演技は、多くの視聴者の心を掴みました。「ソ・イングクの原点」とも言える、彼の瑞々しい魅力が詰まった不朽の名作です。
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『空から降る一億の星』(2018年)
配信:Amazonプライム など。2025年10月時点
日本の同名ドラマのリメイク作で、ソ・イングクの「アンチヒーロー」としての魅力が爆発した作品です。彼が演じたのは、過去の記憶を失い、心に深い闇を抱える謎めいた男、キム・ムヨン。
すべてを見透かすような鋭い眼差しと、時折見せる無防備な姿のギャップがたまりません。ヒロイン(チョン・ソミン)と出会い、危険な愛に溺れていく姿を描いた、衝撃的で切ないミステリー・メロドラマです。
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『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』(2021年)
配信:U-NEXT など。2025年10月時点
ソ・イングクが人間ではない「滅亡」という存在そのものを演じた、ファンタジーロマンス。余命100日のヒロイン(パク・ボヨン)と、すべてを滅ぼすために存在する彼との奇妙な契約同居生活を描きます。
冷徹で皮肉屋だった「滅亡」が、ヒロインと出会って初めて愛を知り、苦悩する姿を繊細に演じました。人ならざる存在としての美しさと切なさが際立つ、「キス職人」の異名にふさわしい名シーンも多い作品です。
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『もうすぐ死にます』(2023年)
配信:Prime Video など。2025年10月時点
(※『TWELVE トゥエルブ』としてリクエストされた作品です)絶望して自ら命を絶った主人公チェ・イジェが、「死」(パク・ソダム)によって12回の異なる死を体験させられるという罰を受ける、衝撃的な転生ドラマです。
ソ・イングクは物語の軸となるチェ・イジェ役を演じ、豪華カメオ俳優たちが演じる様々な人物に憑依していきます。物語の冒頭と要所で登場し、絶望、後悔、そして生への渇望へと変わっていく主人公の魂の叫びを熱演。彼の迫真の演技が物語に強烈な説得力をもたらしています。
まとめ
ソ・イングクは、オーディション番組出身という経歴を持ちながらも、弛まぬ努力で「信じて見られる俳優」の地位を確立しました。甘いラブストーリーから、人間の闇を描くシリアスな作品まで、彼の演技の幅は計り知れません。
ここで紹介した4作品は、彼の多面的な魅力を知るのに最適なラインナップです。あなたもソ・イングクが演じる多彩なキャラクターに触れ、その深い魅力の虜になってみてはいかがでしょうか。