俳優ウィ・ハジュンの魅力とおすすめ出演作4選
世界的大ヒット作『イカゲーム』で、行方不明の兄を探す警察官ファン・ジュノ役を演じ、一躍グローバルスターとなった俳優ウィ・ハジュン(위하준)。彼の魅力は、鍛え上げられた肉体美から繰り出されるキレのあるアクションだけではありません。
クールな眼差しの奥に秘めた優しさや、時にはゾッとするような狂気まで、多彩な役柄を完璧に演じ分けるカメレオンのような演技力こそが、彼が世界中から注目される理由です。今回は、そんなウィ・ハジュンの多面的な魅力が詰まった、おすすめの出演作4選をご紹介します。
ウィ・ハジュンのプロフィールと演技の魅力
ウィ・ハジュンは1991年8月5日生まれ。2015年に映画でデビューした後、着実にキャリアを積んできました。2018年の主演ホラー映画『コンジアム』が韓国で大ヒットし、演技派俳優として注目を集め始めます。
学生時代にダンスサークルに所属し、アクロバティックやボクシングも得意という抜群の運動神経は、彼のアクションシーンに圧倒的なリアリティと迫力をもたらしています。しかし、彼の魅力はそれだけにとどまりません。鋭い目つきの強面な役から、人懐っこい笑顔が魅力的なキャラクター、さらにはミステリアスなエリートまで、役柄によって全く異なる「顔」を見せる表現力の幅広さが、彼の最大の武器です。
ウィ・ハジュン出演 おすすめ出演作4選
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『バッド・アンド・クレイジー』(2021年)
配信:U-NEXT , amazon Prime など。2025年10月時点
ウィ・ハジュンのアクションと魅力を存分に味わいたいなら、この作品は外せません。出世のためなら悪事も厭わない刑事(イ・ドンウク)の前に現れる、正義感あふれる「もう一つの人格」Kを演じました。
ヘルメットを被ってバイクで疾走し、悪人たちを次々と薙ぎ倒していく姿はまさにクレイジーで爽快。一方で、コミカルな掛け合いやイ・ドンウクとの熱いブロマンス(男同士の友情)も光り、彼の「動」の魅力が爆発した作品です。
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『シスターズ』(2022年)
配信:Netflix (独占配信) など。2025年10月時点
貧しい三姉妹が巨大な陰謀に巻き込まれていくサスペンスドラマ。ウィ・ハジュンは、ロンドン帰りのエリートで、主人公の長女(キム・ゴウン)の前に現れる謎めいたコンサルタント、チェ・ドイル役を演じました。
常に冷静沈着で、本心が読めないミステリアスな存在感が圧巻です。敵なのか味方なのか、物語が進むにつれて彼の一挙手一投足から目が離せなくなります。スーツを着こなし、知的な魅力を放つ「静」のウィ・ハジュンを堪能できます。
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『殺人鬼から逃げる夜』(2021年)
配信:U-NEXT , amazon Prime など。2025年10月時点
この映画で、彼はキャリア史上最も凶悪な「悪」の顔を見せました。耳の聞こえない主人公(チン・ギジュ)を執拗に追い詰める、サイコパスな連続殺人鬼ドシク役を熱演。
人懐っこい笑顔でターゲットに近づき、一瞬で冷酷な殺人鬼の顔に変貌する演技には、背筋が凍るほどの恐怖を感じさせられます。彼の爽やかなイメージを覆す、強烈なヴィラン(悪役)としての演技力が高く評価された一作です。
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『コンジアム』(2018年)
配信:U-NEXT , amazon Prime など。2025年10月時点
ウィ・ハジュンがブレイクするきっかけとなった主演ホラー映画です。実在する心霊スポット「昆池岩(コンジアム)精神病院」を訪れるホラー体験チャンネルの隊長ハジュン役を演じました。
POV(主観視点)で撮影された本作は、臨場感あふれる恐怖が話題となりました。物語を牽引するリーダーとして、また極限の恐怖に直面する一人の若者として、観客を恐怖の世界に引きずり込む緊迫した演技を見せています。
まとめ
ウィ・ハジュンは、その抜群の身体能力で魅せるアクションスターの側面と、繊細な感情から狂気までを表現する演技派俳優の側面を併せ持つ、底知れぬ魅力を持った俳優です。
今回ご紹介した4作品は、彼の多様な魅力を知るための入り口に過ぎません。『イカゲーム』で彼を知った方も、ぜひこれらの作品で彼の演技の幅広さに触れ、その沼にハマってみてはいかがでしょうか。