【大人の学び直し英語】一般動詞の過去形「~しました」の作り方と覚え方 の完全ガイド
「週末に映画を見ました」「昨日、英語を勉強しました」のように、過去の動作や出来事について話すことは日常会話で非常に多いですよね。
英語で「~でした」「~にいました」という過去の「状態」を表すには be動詞の過去形 was や were を使いました。では、「(動作を)~しました」と過去の「動作」を表すにはどうすればよいのでしょうか?
この記事では、play や study, eat といった「一般動詞」の過去形の作り方と、be動詞の過去形とは全く異なる「否定文・疑問文のルール」について、大人の学び直しの視点で徹底的に解説します。
1. 一般動詞の過去形:2つのパターン
一般動詞を過去形にする方法は、大きく分けて2つのグループしかありません。「規則正しく変化するもの」と「不規則に変化するもの」です。
① 規則動詞:基本は「-ed」をつけるだけ
ほとんどの一般動詞は、単語の最後に -ed をつけるだけで過去形になります。これが「規則動詞」と呼ばれる理由です。
play (~する) → played (~した)
watch (~見る) → watched (~見た)
listen (~聞く) → listened (~聞いた)
いくつかスペリングの例外ルールがありますが、法則はシンプルです。
| ルール | 原形 | 過去形 | 例文 |
|---|---|---|---|
-e で終わる動詞 |
like (好む) |
liked (+d) |
I liked the movie. |
| 「子音字 + y」で終わる動詞 | study (勉強する) |
studied (yをiに変えて +ed) |
He studied English. |
| 「短母音 + 子音字」で終わる動詞 | stop (止まる) |
stopped (子音字を重ねて +ed) |
The bus stopped. |
② 不規則動詞:形が変わるもの(暗記必須)
残念ながら、-ed のルールに従わず、単語の形が不規則に変わる動詞があります。これらを「不規則動詞」と呼びます。
これらは日常会話で非常によく使われる重要な単語ばかりです。ルールがないため、一つひとつ覚えるしかありません。
| 原形 | 過去形 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
go |
went |
行く | She went to Kyoto. |
eat |
ate |
食べる | I ate sushi yesterday. |
see |
saw |
見る | We saw a beautiful mountain. |
have |
had |
持つ/食べる | He had a good idea. |
make |
made |
作る | They made a cake. |
get |
got |
得る | I got a letter. |
2. 一般動詞の過去形 基本文形3パターン
ここが be動詞 was / were との最大の違いであり、英語学習で最も重要なポイントです。一般動詞の過去形の否定文・疑問文では、助動詞 did が登場します。
① 肯定文「~しました」
「主語 + 動詞の過去形」の順番です。be動詞や現在形と違い、主語が I でも He でも They でも、動詞の形は変わりません。
I played soccer. (私はサッカーをしました。)
He played soccer. (彼はサッカーをしました。)
They went to the park. (彼らは公園に行きました。)
② 否定文「~しませんでした」
否定文では did not (短縮形: didn't) を使います。ここで絶対のルールがあります。
didn't の後ろの動詞は、必ず「原形(元の形)」に戻る
I did not play soccer. (私はサッカーをしませんでした。)
( 誤: I didn't played ... )
She didn't go to Kyoto. (彼女は京都に行きませんでした。)
( 誤: She didn't went ... )
③ 疑問文「~しましたか?」
疑問文では Did を文の先頭に置きます。否定文と同じく、動詞は「原形」に戻ります。
肯定文: You studied English.
疑問文: Did you study English?
( 誤: Did you studied ... )
肯定文: He went to the park.
疑問文: Did he go to the park?
( 誤: Did he went ... )
【答え方】
Did で聞かれた質問には、did を使って答えます。
Did you study English? → Yes, I did. / No, I didn't.
Did he go to the park? → Yes, he did. / No, he didn't.
まとめ:be動詞と一般動詞のルールの違いを徹底理解!
一般動詞の過去形、いかがでしたか? 多くの人がつまずく「不規則動詞」と「did のルール」さえ押さえれば、過去の表現は完璧です。
【最重要ポイント】
- Be動詞 (was/were): 否定文は
wasn't/weren't。疑問文はWas he...?のように be動詞が前に出る。 - 一般動詞 (played/went): 否定文・疑問文は助動詞
didの助けを借りる。 didn't/Did ...?を使ったら、後ろの動詞は必ず原形に戻る。
この2種類のルールの違いを明確に区別することが、英語の時制をマスターする上での最大の鍵となります。まずは身近な「昨日したこと」を英語で話す練習から始めてみてください。