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【大人の学び直し英語】その他の疑問詞 (Who, Where, When, How) の完全ガイド

 

【大人の学び直し英語】その他の疑問詞 (Who, Where, When, How) の完全ガイド

英語での質問といえば「5W1H」を思い浮かべる方が多いでしょう。中でも What は使いやすく、頻繁に耳にします。しかし、「あの女性は『誰』?」「『いつ』始めようか?」「駅へは『どうやって』行くの?」など、日常会話では他の疑問詞も同じくらい重要です。

この記事では、WhatWhy を除く主要な疑問詞、Who, Where, When, How の核心的な意味と使い方を、大人の視点でスッキリ整理し直します。それぞれの疑問詞が持つ「質問の的」をしっかり捉え、自信を持って使いこなせるようになりましょう。

1. 疑問詞の基本ルール:「疑問詞 + 疑問文」

まず大原則として、これらの疑問詞は基本的に文の先頭に置かれます。そして、その後ろには be動詞や助動詞 (do, does, did, can, willなど) が主語の前に来る「疑問文の語順」が続きます。

基本形: 疑問詞 + 疑問文の語順 ?

このシンプルなルールを頭に入れておくだけで、応用がぐっと楽になります。それでは、各疑問詞の役割を見ていきましょう。

2. 「誰?」- 人を尋ねる `Who`

Who は、「人」に関する情報を尋ねるための疑問詞です。名前、関係性、行動の主など、話題の中心が「人」であるときに使います。

be動詞を使った文

「その人は誰ですか?」と、存在そのものを尋ねるシンプルな使い方です。

Who is that man? (あの男性は誰ですか?)

Who are those people? (あの人たちは誰ですか?)

一般動詞を使った文

「誰が〜しますか?」「誰に〜しますか?」と、人の「行動」について尋ねます。

Who do you respect the most? (あなたは誰を最も尊敬していますか?)

Who did you go to the concert with? (誰とコンサートに行ったのですか?)

【ポイント】主語を尋ねる `Who`

  • 「誰が」その行動をしたのか、つまり文の主語自体を尋ねる場合、dodoes を使わず、Who の直後に動詞が来ます。
  • Who broke the window? (誰が窓を割ったのですか?)
  • Who wants some coffee? (コーヒーが欲しい人は誰ですか?)

3. 「どこ?」- 場所を尋ねる `Where`

Where は、「場所」について尋ねるための疑問詞です。人や物がある場所、行動が行われる場所など、地理的な位置に関するすべての質問に使えます。

Where is the restroom? (お手洗いはどこですか?)

Where do you live? (どこに住んでいますか?)

Where did you find this book? (どこでこの本を見つけましたか?)

特に有名なのが、出身地を尋ねるこのフレーズです。

Where are you from? (どちらのご出身ですか?)

4. 「いつ?」- 時を尋ねる `When`

When は、「時」に関する情報を尋ねるための疑問詞です。特定のイベントが起こる日時や時期など、時間軸上のポイントを知りたいときに使います。

When is your birthday? (あなたの誕生日はいつですか?)

When does the store open? (その店は何時に開店しますか?)

When did they arrive? (彼らはいつ到着しましたか?)

What time が「何時何分」と具体的な時刻を尋ねるのに対し、When は「何日の何時」や「何月」「何曜日」など、より広い範囲の時を尋ねられるのが特徴です。

5. 「どうやって?/どのくらい?」- 方法・程度・状態を尋ねる `How`

How は非常に用途が広く、「方法・手段」「状態・調子」「程度」など、様々なことを尋ねることができます。

① 方法・手段:「どうやって」

移動手段や何かを行うための具体的な手順を尋ねます。

How do you get to the airport? (どうやって空港まで行きますか?)

② 状態・調子:「どんな感じ」

人や物事の様子や感想を尋ねます。挨拶の定番フレーズもこれに当たります。

How are you? (お元気ですか?)

How was your trip? (旅行はどうでしたか?)

③ 程度:「どのくらい」 (`How + 形容詞/副詞`)

How の最も特徴的な使い方が、形容詞や副詞と結びついて「程度」を尋ねる用法です。これはセットで覚えてしまうのが最も効率的です。

フレーズ 尋ねる内容 例文
How old 年齢 How old is your son?
How much 値段・量(数えられない名詞) How much is it?
How many 数(数えられる名詞) How many people are there?
How long 長さ・期間 How long does it take?
How often 頻度 How often do you work out?
How far 距離 How far is it to the station?

まとめ:質問の「的」を絞って会話を広げよう

今回は、基本的な4つの疑問詞を復習しました。それぞれの核心的な意味をもう一度確認しましょう。

  • Who: 人について知りたいとき
  • Where: 場所について知りたいとき
  • When: 時について知りたいとき
  • How: 方法、状態、程度を知りたいとき

これらの疑問詞は、会話を始めるきっかけとなり、相手からより具体的な情報を引き出すための強力なツールです。それぞれの単語が持つ「質問の的」を意識することで、より的確な質問ができるようになります。ぜひ、日常の中で積極的に使って、会話の幅を広げてみてください。

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