小学生の英語学習、目標設定の具体例と成功のコツ【初心者向け】
「さあ、今日から英語を始めよう!」
そう意気込んだものの、「どんな目標を立てればいいの?」「やっぱり英検合格を目指すべき?」と、最初の目標設定で手が止まってしまうことはありませんか?
実は、小学生の英語学習が成功するかどうかは、この「最初の目標設定」で8割決まると言っても過言ではありません。
多くの保護者の方がやってしまいがちなのが、「テストで100点をとる」「英検〇級に合格する」といった、つい大人の目線で目標を決めてしまうこと。しかし、こうした目標は、残念ながら子どもの心には響きにくいのです。
この記事では、お子様の「やってみたい!」という気持ちを引き出し、英語を大好きになるための「目標設定のコツ」を、具体的な例文と共にご紹介します。
なぜ「楽しい目標」が最強なのか?
子どもは「将来のためになるから」という理由だけでは頑張れません。彼らの原動力は、いつだって「好奇心」と「楽しい!」という気持ちです。
英語学習の目標も同じです。お子様が「それを達成できたら、すごく楽しそう!」とワクワクするような目標を立てることで、学習は「やらされるお勉強」から「夢中になれる遊び」に変わります。
まずは、目標の立て方の良い例と、避けるべきNG例を見比べてみましょう。
| 子どもの心に響く「良い目標」 | やる気を削いでしまう「NG目標」 |
|---|---|
| 具体的で、ワクワクするもの | 抽象的で、遠い未来のもの |
| 結果よりも「できた!」という体験を重視 | 結果や点数だけを評価する |
| 少し頑張れば手が届くレベル | 高すぎる、または簡単すぎるレベル |
| (例)好きな洋楽を1曲歌えるようになる | (例)英語が得意になる |
| (例)オンライン英会話で自己紹介ができるようになる | (例)次のテストで90点以上とる |
【タイプ別】小学生向け「楽しい目標」具体例
お子様の興味に合わせて、目標をカスタマイミングするのがおすすめです。ここでは、お子様のタイプ別に具体的な目標例を挙げてみました。
1.アニメ・歌・ゲーム好きの子向けの目標
エンタメと英語を結びつけると、子どもは遊びの延長で英語に触れることができます。
- 好きなディズニー映画を英語音声で見て、簡単なセリフを真似してみる
- お気に入りの洋楽を1曲、サビだけでも歌詞を見ながら歌えるようになる
- YouTubeで海外のゲーム実況動画を見て、5つ単語を覚える
- 英語の絵本を1冊、親子で読み切る
2.おしゃべり好き・海外に興味がある子向けの目標
コミュニケーションの楽しさを実感できる目標は、英語を「使う」喜びにつながります。
- オンライン英会話で、先生に「My name is ○○.」と自己紹介ができるようになる
- 海外旅行に行ったとき、「Hello」と「Thank you」を自分から言ってみる
- 街で見かけた外国の方に、親子で「こんにちは」と挨拶してみる
- 海外の文化(食べ物や祝日など)について、英語の簡単な動画を見てみる
3.本やものづくりが好きな子向けの目標
お子様の得意なことや、すでに好きなことと英語を組み合わせるのも非常に効果的です。
- 簡単な英語のレシピ動画を見ながら、一緒におやつを作ってみる
- 英語の工作動画(Crafts for Kidsなど)を見ながら、同じものを作ってみる
- 好きなキャラクターの英語版コミックを1ページ読んでみる
目標達成をサポートする!親ができる「5つの成功のコツ」
素敵な目標が決まったら、次はその達成を親子で楽しむ番です。保護者の方が少し意識するだけで、お子様のやる気は大きく変わります。
コツ1:親子で「一緒に」決める
目標は保護者の方が一方的に決めるのではなく、必ずお子様の「これがやりたい!」という意見を尊重しましょう。「どっちが楽しそう?」と選択肢を与える形でも構いません。自分で選んだ目標だからこそ、責任感とやる気が芽生えます。
コツ2:目標を「見える化」する
決めた目標は、紙に書いたり、関連する絵を描いたりして、リビングや子ども部屋の壁に貼り出しましょう。目標がいつでも目に入ることで、意識が薄れるのを防ぎます。目標達成までの道のりをすごろくのようにして、毎日少し進めるゲームにするのも楽しい方法です。
コツ3:「スモールステップ」に分解する
例えば「洋楽を1曲歌えるようになる」という目標なら、
- まずサビだけ聴いてみる
- サビの歌詞をカタカナで書いてみる
- サビだけ歌ってみる
- Aメロの歌詞を見てみる…
というように、目標を細かく分解しましょう。小さな「できた!」を積み重ねることが、自信につながります。
コツ4:結果だけでなく「過程」をたくさん褒める
「歌えるようになったね、すごい!」という結果を褒めるのはもちろんですが、それ以上に「毎日5分練習してえらいね」「昨日より発音が良くなったね」といった努力の過程を具体的に褒めてあげてください。子どもは、親が自分の頑張りを見てくれていることに喜びを感じます。
コツ5:時には見直す勇気も持つ
子どもの興味は移り変わるものです。「この目標、なんだか楽しそうじゃないな」と感じたら、途中で目標を変えても全く問題ありません。大切なのは、目標を達成することそのものではなく、目標に向かって英語を楽しむことだからです。