今回は、短い自己紹介の文章を例に、インドネシア語の骨格となるルールを3つ見ていきましょう。
【例文】
Nama saya Budi. Saya seorang guru.
(ナマ サヤ ブディ. サヤ スオラン グル.)
訳:私の名前はブディです。私は先生です。
1. 単語の分解
まずは、文章を単語ごとに分解してみましょう。
| インドネシア語 | 読み方(カタカナ) | 意味(日本語) | 意味(英語) |
| Nama | ナマ | 名前 | Name |
| saya | サヤ | 私 | I / my |
| Budi | ブディ | ブディ(人の名前) | Budi |
| Seorang | スオラン | 一人の(人に対して使う冠詞) | a / an (for person) |
| guru | グル | 先生 | teacher |
2. 文法ポイント解説
この短い文章には、インドネシア語の最も重要なルールが詰まっています。
【文法ポイント①】「です(is/am/are)」は基本的に使わない!
Nama saya Budi. は、単語を直訳すると「名前 私 ブディ」となります。
英語の My name is Budi. のように、is にあたる言葉(adalah)がありません。
インドネシア語では、AはBです、と言いたい時、「A B」と並べるだけで文が成立します。 これが基本です。
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Ini buku. (イニ ブク) → これ 本 → これは本です。
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Saya orang Jepang. (サヤ オラン ジュパン) → 私 人 日本 → 私は日本人です。
💡補足:
adalahという「~です」を意味する単語もありますが、少し硬い表現で、日常会話では省略されることがほとんどです。例文の後半Saya seorang guruのように、職業などを説明する時にはadalahを入れてSaya adalah seorang guru.と言うこともできますが、無くても全く問題ありません。
【文法ポイント②】修飾のルール:「説明される名詞」が先!
Nama saya は「私の名前」という意味です。
単語の並びは「名前 私」(Nama saya) となっています。
これは英語の my name や日本語の「私の名前」とは逆ですね。
インドネシア語では、何かを説明(修飾)する時、必ず「説明されるメインの言葉」を先に置きます。
このルールは非常に重要で、あらゆる場面で使われます。
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kopi panas (コピ パナス) → コーヒー 熱い → 熱いコーヒー (Hot coffee)
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orang Indonesia (オラン インドネシア) → 人 インドネシア → インドネシア人 (Indonesian person)
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mobil baru (モビル バル) → 車 新しい → 新車 (New car)
Nama saya も、「名前」というメインの言葉を、saya(私)が説明している、と考えると理解しやすいです。
【文法ポイント③】人を数える時の「seorang」
Saya seorang guru. は「私は一人の先生です」という意味です。
seorang の se- は「1つの」という意味で、orang は「人」です。
合わせて seorang となり、職業など「人」について話す時に、英語の "a" や "an" のような役割を果たします。
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Dia seorang dokter. (ディア スオラン ドクトル) → 彼は医者です。
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Ayah saya seorang polisi. (アヤ サヤ スオラン ポリシ) → 私の父は警察官です。
💡補足: 人以外のモノを「一つ」と言いたい時は、
sebuah(スブア) を使います。
3. まとめ
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AはBです → 基本は「A B」と並べるだけ。
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〇〇な△△ → 「△△ 〇〇」の順番(例:熱いコーヒー →
kopi panas)。 -
私は先生です →
Saya seorang guru.(人を説明する時はseorangを使う)。
このように、Duolingoで出てきた文章を一度立ち止まって分解し、「なぜこの順番なんだろう?」と考えてみると、応用が利くようになります。
もっと知りたいという場合は以下の記事を見てください。