【結論】Duolingoの中国語は「使い方次第」で非常に効果あり!
最初に結論からお伝えします。
4ヶ月間Duolingoの中国語コースを使い続けた結果、「中国語の基礎固めや、学習習慣を身につけたい初心者」にとって非常に効果的なアプリだと断言できます。
こんにちは!私は中国語の学習歴が4年で、約2000語を覚えている者です。そんな私が、改めてDuolingoを4ヶ月間(無料版)やりこんで感じたリアルな効果と、最大限に活用するためのポイントを徹底解説します。
4ヶ月でどこまで到達したか?【学習効果】
まず、私が4ヶ月でどれくらい進んだかをお伝えします。
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学習時間: 1日あたり約30分~1時間
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達成コース: 日本語話者向けコース(全3コース)を3ヶ月で完了。その後、英語話者向けコースを開始。
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感じた効果:
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リスニング力の向上: ネイティブのクリアな音声に繰り返し触れることで、聞き取る力が明らかに向上しました。
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スピーキングへの抵抗が減る: 発音チェック機能で自分の声を出し、アプリに採点される体験は、スピーキング練習の第一歩として非常に有効でした。
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語彙の定着: ゲーム感覚で反復練習するため、基礎的な単語が自然と頭に定着しました。
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Duolingo中国語の3つのメリット
実際に使って感じた、他のアプリにはないDuolingoならではのメリットは以下の3つです。
1. ゲーム感覚で「続く」仕組みがすごい
学習継続の最大の敵は「飽き」ですが、Duolingoはその対策が万全です。
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ランキング機能: 世界中のユーザーとスコアを競うリーグがあり、上位を維持しようと夢中になります。
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ポイントとご褒美: 課題クリアで貰えるポイント(ジェム)で、ライフ回復アイテムなどを購入でき、モチベーションが続きます。
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連続記録: 1日でもサボると記録が途切れてしまうため、「今日も少しだけやろう」という気持ちにさせてくれます。
2. 発音練習が徹底的で、しかも正しいか判定してくれる
中国語学習の最重要ポイントである「発音(四声)」。Duolingoはこの練習が非常に充実しています。
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聞いて真似る: ネイティブの音声を聞き、マイクに向かって発音します。
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発音判定: 自分の発音が正しいかをアプリが判定。OKが出るまで次に進めないので、自然と正しい発音が身につきます。
これは独学では難しい部分なので、非常に価値のある機能だと感じました。
3. 日本語話者の「強み」を活かせるコース設計
日本語話者向けコースは、私たちが持つ漢字の知識を最大限に活かせるように作られています。
多くの単語が日本語と同じ漢字で表記されるため、意味を推測しやすいのが大きなメリットです。もちろん、発音や文法は日本語と全く異なりますが、視覚的な手がかりがあるだけで学習のハードルはぐっと下がります。
注意すべき3つのデメリット(落とし穴)
手放しで褒められるアプリではありません。効果を最大化するために知っておくべき注意点もあります。
1. 無料版は「ライフ制」で一気に進めない
無料版ではライフ(ハート)に上限があり、問題を間違うと減っていきます。ライフがゼロになると、一定時間待つか、広告を見て回復させる必要があります。
「今日は2時間集中して勉強したい!」という時には、この仕様が足かせになる可能性があります。短期間で集中して学びたい方は、ライフ無限の有料版(Super Duolingo)を検討する価値があるでしょう。
2. アプリに合わせた「変な日本語」に慣れが必要
Duolingoは、問題の正解パターンがある程度決まっています。そのため、中国語の意味は合っていても、日本語の解答が少し不自然な言い回しでないと不正解になることが時々あります。
「てにをは」の違いなどでライフを失うのは少しストレスですが、「そういうものだ」と割り切る慣れが必要です。
3. 日本語・英語力も問われる
これは2番目の注意点と似ていますが、中国語は分かっていても、解答に使う日本語や英語の選択肢で間違えてしまうことが頻繁に起こります。逆説的ですが、日本語や英語の語彙力も試されるアプリだと感じました。
【独自比較】日本語コースと英語コース、何が違う?
Duolingo中国語には「日本語話者向け」と「英語話者向け」の2つがあります。両方試して分かった違いは、漢字の「書き取り練習」の有無です。
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日本語話者向け: 漢字を知っている前提のためか、書き取り問題はほぼありません。
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英語話者向け: 漢字に馴染みのないユーザーのため、一画ずつなぞって漢字を書く練習問題が豊富に用意されています。問題が日本語話者向けより少しやさしい。
英語の勉強も兼ねて、あえて英語話者向けコースから始めてみるのも面白いかもしれません。
私のバックグラウンドと学習の進め方
参考までに、私の中国語レベルとDuolingoの進め方です。 私は学習歴4年目で、HSK(中国語の検定試験)でいうと4級〜5級レベルの約2000語を知っている状態からスタートしました。そのため、基礎的なコースは比較的簡単に感じ、速いペースで進めることができました。
まとめ:Duolingoは中国語学習の「最高の入口」
この記事では、Duolingo中国語コースを4ヶ月使ったリアルな感想と効果を解説しました。
**Duolingoは、中国語の知識がゼロの方や、一度挫折してしまった方が、楽しく学習習慣を身につけるための「最高の入口」**です。
もちろん、これだけで会話がペラペラになるわけではありません。しかし、通勤時間や休憩時間といったスキマ時間で、新しい言語の世界への扉を開けるには、これ以上ないツールと言えるでしょう。
ぜひ、ゲーム感覚で中国語の世界を覗いてみてください!
Dualingoインドネシア語コース(リンク)の記事も書いていますので、興味のある方はご覧ください。