【結論】Duolingoインドネシア語(英語版)は、英語力も試される「やりごたえのある」コース
Duolingoでインドネシア語を始めようか迷っている方へ。この記事では、コースの効果や使い方を徹底レビューします!
最初に結論からお伝えします。英語話者向けコースは、中級レベル以上の英語力がある方にとっては、インドネシア語と英語を同時に学べる非常にやりがいのあるコースです。しかし、英語に自信がない方には、正直かなりハードルが高いと感じました。
こんにちは!私はマレー語を1年弱学習している者です。Duolingoにマレー語コースがなかったため、ほぼ同じ言語であるインドネシア語を学ぶことに。しかし、頼みの綱は英語話者向けコースのみ…。
この記事では、そんな私が4ヶ月間(無料版)奮闘したリアルな体験をもとに、日本人にとっての難易度や学習効果を正直にレビューします。
私の学習状況と4ヶ月での到達点
まず、前提となる私のレベルと、4ヶ月間の成果です。
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学習の背景: マレー語の学習経験は1年弱。
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学習時間: 1日あたり約30分~1時間
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4ヶ月での進捗: 約400語の単語を学習。まだ基礎的な単語をひたすら覚えている段階で、コース全体の終わりは全く見えません。
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所感: マレー語の知識があっても、英語の壁があり、進度はかなりゆっくりです。
日本人にとっての「3つのハードル」
このコースに挑戦して、日本人が直面するであろう3つの大きなハードルが見えました。
1.【最大の壁】回答に「中級レベルの英語力」が必須
これが最も重要なポイントです。学習は全て「英語とインドネシア語」で行われます。
インドネシア語の単語が分かっていても、解答するための英語の選択肢が分からない、あるいは英文法を間違えてライフを失う、ということが頻繁に起こります。まさに**「インドネシア語の勉強」と「英語の勉強」を同時に行う**感覚です。英語に自信がないと、かなり苦戦するでしょう。
2. 発音練習(スピーキング)が序盤はない
中国語コースでは序盤から豊富にあったスピーキング練習が、現在の私の進捗(400語レベル)ではまだ出てきていません。まずは単語やフレーズのインプットに特化しているようです。発音を早く練習したい方には、少し物足りないかもしれません。
3. マレー語とインドネシア語の微妙な違い
ご存知の通り、両言語は非常によく似ていますが、単語やスペルが少し違う場合があります。マレー語の知識が逆に混乱を招くことも稀にありました。とはいえ、これは大きな問題ではありません。
それでも感じた「3つのメリット」
ハードルは高いですが、もちろん素晴らしい点もたくさんあります。
1. アルファベットで学べる手軽さ
インドネシア語は、英語と同じアルファベット(表音文字)を使います。そのため、なじみのない文字をゼロから覚える必要がなく、単語も英単語のように覚えていけるのが大きな魅力です。
2. 文法が比較的シンプル
インドネシア語は、英語のような複雑な時制の変化(過去形、未来形など)がほとんどありません。Duolingoでは、基本的な単語と語順のルールを学ぶことで、シンプルな文章の構造を効率的に理解できます。
3. 体系的に語彙が増える
Duolingoのカリキュラムは、日常で使う簡単な単語から体系的に覚えられるように設計されています。一つずつ着実にこなしていけば、基礎的な語彙力がしっかり身につくという手応えは感じています。
無料版と有料版の違いについて
中国語コースと同様、無料版はライフ制(間違えると先に進めなくなる)で、広告が表示されます。有料版(Super Duolingo)はライフが無限で広告もありません。
公式サイトによると「5週間頑張れば会話ができるレベルになる」とのことですが、これは有料版で一日中集中して学習した場合のペースかもしれません。無料版でコツコツ進める場合は、もっと長い時間が必要です。
まとめ:英語も一緒に学びたいチャレンジャー向けのコース
Duolingoのインドネシア語(英語話者向け)コースは、「インドネシア語の習得」と「英語力の維持・向上」を同時に実現したい、向上心のある学習者にとっては最高のトレーニングツールです。
しかし、「気軽に東南アジアの言葉を学んでみたい」という方には、英語の壁が思った以上に高く立ちはだかります。
この記事が、日本語版がなくてがっかりしていたあなたの、次の一歩を踏み出すための参考になれば嬉しいです。
Duolingoのsection1, unit1の単語帳を作りましたので以下のリンクでご覧ください。www.namuamidabu.com