月影

日々の雑感

中国語の勉強

中国語を勉強し始めたきっかけは、新型コロナウイルスの流行による出勤停止期間中、Amazonプライム・ビデオやYouTubeで視聴した中国ドラマに興味を持ったことです。リュウシーシー主演の「宮廷女官 若曦」

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やスンリー主演の「月に咲く花の如く」(これは今はプライムビデオではみれません)

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言葉を理解すれば、さらに楽しめるのではないかと思い、4年前から簡体字を使った北京語を独学で学び始めました。

 


学習を進める中で感じたのは、中国語は漢字の種類が非常に多いこと、そして四字熟語が頻繁に使われるため、非常に難しい言語だということです。実際、中国の方々も読解を習得するのには苦労されるようです。たとえば、文化大革命の時代には教育が疎かにされていたことから、その時期に子供時代を過ごした方々の中には、字が読めない人がいるという話を聞いたことがあります。

 


中国ドラマを見ていると、特に四字熟語を多用する作品もあります。その中には、いかに多くの四字熟語を使えるかを競っているようなシーンもあり、文化的な興味をそそられます。しかし、学習する上で最も苦労しているのは、やはり発音です。

 


発音の難しさと四声の克服

 


中国語の発音には四声と呼ばれる声調があります。一声は平坦、二声は尻上がり、三声は下がって上がる、四声は尻下がりです。特に四声は発音しにくい上に聞き分けも難しく、練習に苦労しています。さらに、同じ発音でも異なる漢字が多いことや、発音自体の種類が非常に多いことも、学習を難しくしている要因です。さらに、発音を表すピンインの習得も難関です。

 


発音の教材としては、「本気で学ぶ中国語(CD付き)」がとても役立ちました。

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また、NHKラジオ講座のテキストとCD、短編小説なども活用してきました。辞書は「中日辞典」を使いました。

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こうした教材を使いながら学び、現在までに数千語を勉強しましたが、年齢のせいか記憶が薄れやすく、頭に残っているのは約2,000語ほどです。以下の小説(靴屋と市長)は日本語の翻訳付きで勉強に役立ちました。

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中国語検定でいうと、日本の団体が主催する中国語検定では3級程度、中国政府が主催するHSKでは5級程度のレベルかと思います。それでも、中国語の歌やドラマの良さを少しずつ理解できるようになり、字幕付きのドラマであればストーリーを追えるようになりました。おかげで、中国人の思考パターンや文化的背景についても徐々に理解が深まっています。

 


中国語の分類と文化的背景

 


中国語には、主に以下の2種類の漢字体系があります。

簡体字:中国本土で使用される簡略化された漢字。

繁体字:台湾や香港、マカオなどで使用される伝統的な漢字。

 


また、中国語には非常に多くの方言が存在し、発音や語彙が標準語(普通話、北京語を基礎にした公用語)とは大きく異なる地域も少なくありません。代表的な方言には以下のものがあります。

1. 官話(北京語を含む):中国北部や中部、四川省などで使用される方言群で、普通話の基礎となっています。

2. 呉語:上海やその周辺で話され、発音が柔らかいのが特徴です。

3. 粤語(広東語):広東省や香港、マカオで話され、海外華僑の間でも広く使われています。

4. 閩語:福建省や台湾で話され、地域ごとにさらに細分化されます。

5. 客家語:主に客家人の間で話され、広東省福建省、台湾などに分布しています。

6. その他の方言:湘語、徽語、晋語など、多様な発音や語彙が地域ごとに存在します。

 


台湾での経験

 


台湾には数回旅行で訪れたことがあります。台湾では日常的に繁体字が使われるだけでなく、台湾語(閩南語系)も広く話されています。台湾は九州ほどの広さながら、多様な言語が話されており、テレビ番組には字幕が表示され、誰でも内容を理解できるように工夫されています。この点は、大陸側でも同様で、テレビ番組に字幕がつくことが一般的です。