釈迦の初期仏教とストア派は、苦しみを乗り越える実践哲学という点で驚くほど似ている。だが「自己を消すか、強めるか」「世界から抜けるか、調和するか」という点で、目指す頂は全く異なる。二つの偉大な思想の共通点と相違点を解説。

明治の仏教思想家・清沢満之がストア派哲学者エピクテトスに深く共鳴した事実に光を当てます。代表作『臘扇記』や思想「精神主義」に見る東西哲学の融合、そして曽我量深ら弟子たちへの継承から、現代の浄土真宗に与えた影響までをわかりやすく解説します。

明治の哲学者・清沢満之はなぜ古代ローマのストア哲学に惹かれたのか。不治の病と向き合う中で、エピクテトスを支えに「自力」の限りを尽くした彼が、その限界の先に見出した浄土真宗の「他力」という境地。引用を交え、時を超えた魂の格闘と思索の旅路を辿…

なぜシリコンバレーの成功者は古代の「ストア哲学」に救いを求めるのか？本記事では、ティム・フェリスやライアン・ホリデイが、いかにしてこの哲学を現代に蘇らせたかを解説。不安、恐怖、感情の混乱、そして成功の虚無という４つの苦悩から人々を救うスト…

古代ローマのストア哲学と、日本の空海が説いた密教。西洋と東洋の叡智に驚くべき共通点があることをご存じですか？この記事では、ストア派の「ロゴス（宇宙の理性）」と密教の「大日如来（宇宙即仏）」を比較し、その世界観や人間観の一致点を解説します。…

ストア哲学の「コントロールできること」に集中する教えはなぜ有効？本記事では皇帝アウレリウスと奴隷エピクテトスが信じた「宇宙＝神」という壮大な世界観を解説します。辛い運命さえも「名医の処方箋」と捉え、心の平静を得る、古代の賢者の知恵に迫りま…